2017年12月23日

テノン カット

偏心木の伐倒方法
言いだしっぺの権利を行使して ”テノンカット”と命名しました。
日本語で言うと 枘受け伐り となるでしょうか。
このブログを見た人は 
これから そう呼んで作業してくれると嬉しいですね (^^♪
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2017年12月19日

偏心木の伐倒2・・・・ 一歩、確信へ

偏心木の話は続く。

前回の検証では 偏心木を重心方向より90度方向に倒すのを確認したんだけれども
この検証のそもそもの発端はこうだった。
牽引1 (2).png

              
   まず上図@のような状況で牽引したけれど 下図Aのように倒れてしまった。 
牽引2 (2).png

これって普通に起こることだよね。 よっぽどのスピードで引いて木が横に倒れる前に引き倒すとかしないと。 だから安心のために2方向から牽引することになるんだろう。 これをなんとかならないかと考えた。

で 今回の検証では この新“偏心木用伐倒法”(まあ新ではないが。。(-_-;)) が 
この状況でも有効性を発揮できるかどうかを試そうというわけであります。

まず対象木は この林縁部の片枝スギ        それをこんな感じで引き起こしてロープ側に倒そうと。
樹高は15m弱。伐根直径24,5センチくらい     でも いかにも右に行きそう。。だよね〜
PC150055.jpg      PC150058.jpg 


        
掛けたロープはこんな感じ。支点高さは1/3強        そして果敢に突っ込み伐り開始
PC150059.jpg   PC150062.jpg

ツルと言いうか何というか つまり“ナニ”を作っていく。。。
PC150078.jpg


受けと追いを作り終わってから
相棒に引いてくれー と声をかけると
PC150110.jpg  ⇒PC150112.jpg   ⇒ PC150113.jpg

 この間にかかった時間 わけあって5分くらい。つまり結果的に超スローモーションだったけど
 例の“ナニ”は 頑張って耐えてくれた。


そして。。。。。
PC150119.jpg

こんな感じで倒れてくれた。
若干左側に振れているものの でもまあ引き起こし伐倒としてはほぼ成功ではないだろうか。
つまり偏心木の180°引き起こし伐倒にも有効だということ。。。。ジワジワ感動が ヽ(^。^)ノ

因みに 上述の“ナニ”は 正面から見て U字形状よりもH形状というか “月”の字の横線を一本無くしたのを逆さにした形状 或いは“円”の中央の縦線がないのを逆さにした形状)の方が良さそうだということを付記しておく。いずれにしてもこの手法、磨けばもっと使い勝手の良いやり方になりそう。


さて このやり方、道具と技ではワーキングベンチカットと紹介されているが ちょっと目的が違うし
今回のように 積極的に偏心木伐倒に用いる場合 別のネーミングがあってもいいんじゃないか
ガタ―カットとも、ちょんまげ伐りとも ちと違うだろう。 ということで いろいろ考えてみた。

 ●この元玉部分、まさに柱のホゾみたいだから “ホゾ受け伐り” というのはどうだろう。
  例えば会話の中で 「その傾いた木は、ホゾ受け でやろう。。」 とかなんとか  (^_-)-☆

 ● ホゾは英語で Tenon 、で TENON CUT はどうだろう。
   テノン・カット 。。。 ガタ―カット(溝カット)よりなんとなく高尚な感じ???
   でも親方から ”お前 なにやっテンノン?”なんて 親父ギャグを飛ばされそう。。。

 ● いやいや これは受けじゃなくてツルだよ というなら 「ホゾツル伐り」はどうかしら。
   ということは テノンヒンジカット。
  うーむ。。。 なんだかメンドクサクなってきた。  
  あの吉野の林業palは なんて言うだろうか。
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2017年11月17日

偏心木の伐倒に光明?

偏心木の伐倒
 林縁などで重心が完全に偏った或いは木が大きく傾いている立木を 
 重心方向に対して90度横方向に倒したい場面、 これって結構よくあって クサビを使ったり
 ロープを張ったりして まあなんとか出来ているような でもかなり失敗が多いような。。。

 先日、吉野の林業palの事例をあれこれ調査解析しているうちに いわゆる“ワーキングベンチカット”が この偏心木伐倒に有効なのではないかと気付き、そのうち試そうと思っていた機会が今回やってきた という話。      (ワーキングベンチについては 林業現場人 道具と技2号 に記載されている)

   対象木@: スギ
   胸高直径: 22〜24センチ位
   樹高  :15m位
   枝の状態: 2/3以上枝はなく 葉量も少ない

  偏芯木5.jpg
伐採前の状態


  偏芯木伐倒2.jpg
左手が重心方向(木が傾いてる方向) それに対して直角方向を示す右手(わかりにくいが ヘルメット先端の下に右手の平が見える)方向が伐倒方向 → ヘルメットの向こうに見えるスギの左側に倒そうとしている

 偏芯木伐倒8-3.jpg偏芯木伐倒10-1.jpg
果敢に突っ込み伐り。。
 ワーキングベンチの形になって来た。。かな?  しっかし下手だな〜
 
 偏芯木伐倒15.jpg偏芯木伐倒16.jpg
おーっ、なんと 狙いの方向に素直に倒れてくれた。 しかもロープなしで!!


半信半疑で もう一本トライすることに。


 対象木A: スギ
   胸高直径: 20センチ位
   樹高  :15m位
   枝の状態: 2/3以上枝はなく 葉量も少ない

2偏芯木伐倒9.jpg
こんな傾きのスギ。 木が傾いている方向に対して 狙うのは直角方向 作業者側に倒す。

2偏芯木伐倒15.jpg
おーっと、掛かってしまったけど でもやっぱりロープ無しで狙い方向に無事倒れてくれた  感激(^◇^)


この方法、けっこうイケるんじゃないだろうか?
でも事例では 極端な片枝状態の立木だったらしいから 伐採木のツルが破断して
自由落下していく過程の伐採木の挙動は 今回のように頭が軽いスギとは だいぶ違うだろうことは
十分想定できる。
やはりこれは 片枝偏心木で是非トライしなくては。。。

実は 同じフィールドの林縁部に 見事な片枝ヒノキがあるのを チェック済みなのだ。(^.^)

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2017年10月19日

もう一つの山行

立山。。。実は毎年訪れているところ
山岳会に入って 毎週のように山登りをしていたころは 
年に一度の夏合宿の定番エリアだった。
常時金欠の若い身には 東京からの富山行きは とても遠くて年に一度が関の山。 
それに休みも取れないし(この頃の世の中は土曜日は半ドンだった)。
むろん このころの目標は剣岳。 立山はそこに行く途中の前山という感覚だった。
重荷を背負って山を越え 登山ベース・剣沢の真ん中に
今はもう見かけることは無い大きなマナスルテントをドンと張って
南面に拡がる八つ峰や三の窓の岩稜地帯を攀じ登り 歩きまわった。
何しろ山稜は綺麗だし たくさん雪渓が残ってるし チングルマは咲き乱れているし 
若い男女のグループで 登って攀じって歩いて食って飲んで騒いで。。。まあ楽しかった。
なので還暦を過ぎた今も 結局毎年やってくるという状況になっている。
ただ登るメンバーは変わり 今は当時のメンバーの一人である女房と来ていて
山や岩稜は登る対象から 眺める対象に変化している。

そして今年の立山  稀にみる好天に恵まれた。
雨に祟られた去年の分まで楽しむことができた。
CIMG2069.jpg   CIMG2078.jpg   CIMG2077.jpg    CIMG2045.jpg
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2017年08月08日

山にはいる理由

おーい、そろそろ上がろうぜー と声をかけたら
暫くして 木々の間から ふらりと仲間が現われた。

DSC_0141.jpg

汗まみれの作業着と疲労困憊の足取りは
老いてなお山に入り続ける
その満足げな笑顔に必要な”証し”なんだろう。

考えてみれば 
もともと 山に入るのはお金を得るためではなかった
作業の手を休め 周りを見渡したときの静寂、
頬をやさしく撫でる森の風が また山に向かわせた。
むろんこれを継続するために 相応の収入が必要だったから
知技を学んでプロの世界にも関わってきもしたが
それでも今「やっぱり自分はプロではない」と思っている。









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