2017年11月17日

偏心木の伐倒に光明?

偏心木の伐倒
 林縁などで重心が完全に偏った或いは木が大きく傾いている立木を 
 重心方向に対して90度横方向に倒したい場面、 これって結構よくあって クサビを使ったり
 ロープを張ったりして まあなんとか出来ているような でもかなり失敗が多いような。。。

 先日、吉野の林業palの事例をあれこれ調査解析しているうちに いわゆる“ワーキングベンチカット”が この偏心木伐倒に有効なのではないかと気付き、そのうち試そうと思っていた機会が今回やってきた という話。      (ワーキングベンチについては 林業現場人 道具と技2号 に記載されている)

   対象木@: スギ
   胸高直径: 22〜24センチ位
   樹高  :15m位
   枝の状態: 2/3以上枝はなく 葉量も少ない

  偏芯木5.jpg
伐採前の状態


  偏芯木伐倒2.jpg
左手が重心方向(木が傾いてる方向) それに対して直角方向を示す右手(わかりにくいが ヘルメット先端の下に右手の平が見える)方向が伐倒方向 → ヘルメットの向こうに見えるスギの左側に倒そうとしている

 偏芯木伐倒8-3.jpg偏芯木伐倒10-1.jpg
果敢に突っ込み伐り。。
 ワーキングベンチの形になって来た。。かな?  しっかし下手だな〜
 
 偏芯木伐倒15.jpg偏芯木伐倒16.jpg
おーっ、なんと 狙いの方向に素直に倒れてくれた。 しかもロープなしで!!


半信半疑で もう一本トライすることに。


 対象木A: スギ
   胸高直径: 20センチ位
   樹高  :15m位
   枝の状態: 2/3以上枝はなく 葉量も少ない

2偏芯木伐倒9.jpg
こんな傾きのスギ。 木が傾いている方向に対して 狙うのは直角方向 作業者側に倒す。

2偏芯木伐倒15.jpg
おーっと、掛かってしまったけど でもやっぱりロープ無しで狙い方向に無事倒れてくれた  感激(^◇^)


この方法、けっこうイケるんじゃないだろうか?
でも事例では 極端な片枝状態の立木だったらしいから 伐採木のツルが破断して
自由落下していく過程の伐採木の挙動は 今回のように頭が軽いスギとは だいぶ違うだろうことは
十分想定できる。
やはりこれは 片枝偏心木で是非トライしなくては。。。

実は 同じフィールドの林縁部に 見事な片枝ヒノキがあるのを チェック済みなのだ。(^.^)

posted by ez at 22:14| Comment(0) | 日記
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