2017年12月19日

偏心木の伐倒2・・・・ 一歩、確信へ

偏心木の話は続く。

前回の検証では 偏心木を重心方向より90度方向に倒すのを確認したんだけれども
この検証のそもそもの発端はこうだった。
牽引1 (2).png

              
   まず上図@のような状況で牽引したけれど 下図Aのように倒れてしまった。 
牽引2 (2).png

これって普通に起こることだよね。 よっぽどのスピードで引いて木が横に倒れる前に引き倒すとかしないと。 だから安心のために2方向から牽引することになるんだろう。 これをなんとかならないかと考えた。

で 今回の検証では この新“偏心木用伐倒法”(まあ新ではないが。。(-_-;)) が 
この状況でも有効性を発揮できるかどうかを試そうというわけであります。

まず対象木は この林縁部の片枝スギ        それをこんな感じで引き起こしてロープ側に倒そうと。
樹高は15m弱。伐根直径24,5センチくらい     でも いかにも右に行きそう。。だよね〜
PC150055.jpg      PC150058.jpg 


        
掛けたロープはこんな感じ。支点高さは1/3強        そして果敢に突っ込み伐り開始
PC150059.jpg   PC150062.jpg

ツルと言いうか何というか つまり“ナニ”を作っていく。。。
PC150078.jpg


受けと追いを作り終わってから
相棒に引いてくれー と声をかけると
PC150110.jpg  ⇒PC150112.jpg   ⇒ PC150113.jpg

 この間にかかった時間 わけあって5分くらい。つまり結果的に超スローモーションだったけど
 例の“ナニ”は 頑張って耐えてくれた。


そして。。。。。
PC150119.jpg

こんな感じで倒れてくれた。
若干左側に振れているものの でもまあ引き起こし伐倒としてはほぼ成功ではないだろうか。
つまり偏心木の180°引き起こし伐倒にも有効だということ。。。。ジワジワ感動が ヽ(^。^)ノ

因みに 上述の“ナニ”は 正面から見て U字形状よりもH形状というか “月”の字の横線を一本無くしたのを逆さにした形状 或いは“円”の中央の縦線がないのを逆さにした形状)の方が良さそうだということを付記しておく。いずれにしてもこの手法、磨けばもっと使い勝手の良いやり方になりそう。


さて このやり方、道具と技ではワーキングベンチカットと紹介されているが ちょっと目的が違うし
今回のように 積極的に偏心木伐倒に用いる場合 別のネーミングがあってもいいんじゃないか
ガタ―カットとも、ちょんまげ伐りとも ちと違うだろう。 ということで いろいろ考えてみた。

 ●この元玉部分、まさに柱のホゾみたいだから “ホゾ受け伐り” というのはどうだろう。
  例えば会話の中で 「その傾いた木は、ホゾ受け でやろう。。」 とかなんとか  (^_-)-☆

 ● ホゾは英語で Tenon 、で TENON CUT はどうだろう。
   テノン・カット 。。。 ガタ―カット(溝カット)よりなんとなく高尚な感じ???
   でも親方から ”お前 なにやっテンノン?”なんて 親父ギャグを飛ばされそう。。。

 ● いやいや これは受けじゃなくてツルだよ というなら 「ホゾツル伐り」はどうかしら。
   ということは テノンヒンジカット。
  うーむ。。。 なんだかメンドクサクなってきた。  
  あの吉野の林業palは なんて言うだろうか。
posted by ez at 21:46| Comment(0) | 日記